白折(茎茶)について
お分けできるお茶について説明して行こうと思います。まずはなかなか馴染みのないお茶、白折。
茎の部分を集めて作られているお茶で、茎の部分の独特な香りと甘みが特徴です。
茎には渋み成分であるカテキンが少なく、うま味成分は多く含んでいます。
ただ、白折はピンからキリまであるお茶です。
一番茶(新茶。4〜5月に摘まれる、みずみずしいお茶)の茎であっても…
夏の摘まれた三番茶や秋冬番茶のかたい茎であっても…
どちらも白折です。
お茶の袋を開けて見比べたらわかりますが…。そんなことなかなかしませんよね(^_^;)
価格が違うのでそこで見極めるしかないのです。価格の分、味が全然違います。
高級な白折は雁が音と呼ばれることもあります。雁がいつも止まる枝からその名前がついたのだとか。風流ですね。
実は恥ずかしながら、日本茶インストラクターになるまで美味しくない白折しか飲んだことがなく良いイメージが全くありませんでした。
ただ、八女にて白折を飲ませてもらったところ、おいしさに開眼!個人的に甘さをじっくり感じられるお茶が好きなので、しばらく白折ばかりを楽しむ生活を送ったのを思い出しました。
テイスティングの講座に参加された方からも「私これ好き!」と言われることが多いお茶です。
私が惚れこんでいる、八女の白折をあなたにも味わっていただけたら嬉しいです(^_^)♪
