
ほうじ茶について
今回はほうじ茶についてです。 ほうじ茶は番茶または白折(茎茶)を高温で焙じたものです。 焙じることによって葉の色は緑色から茶色に変化します。またビタミンCやカテキン、うまみ成分であるテアニンは焙じてしまうとかなり減ってしまいますが、カフェインも揮発し減るため妊婦さんや小さいお子さんでも安心して飲めるローカフェインなお茶として知られています。 ほうじ茶といえばあのこうばしい香り。 香り成分には、実はリラックス効果と血行を良くする効果があります。 ・ちょっと焦っている時 ・手足が冷たい時 ・いまの寒い冬に 熱々のほうじ茶はぴったりです。 カフェインを夜摂ると眠れない(私ですね f^_^;)けれどお茶を飲みたい方にもおすすめです。 お分けできるほうじ茶は、八女の一番茶の茎を集めて作られたものです。うまみをもつ上質なお茶の長所を活かすために浅煎り仕上げです。 軽やかな甘い香りと適度なうまみを楽しめます。 飲んだ方からは「これがほうじ茶なら私が今まで飲んでいたのは何だったの…」という嬉しい感想も。 試してみたい方はお問い合わせくださいね。

玄米茶について
白折の次は玄米茶の紹介です。 私が日本茶インストラクターになろうかな?と思ったのも、玄米茶がきっかけでした。 うちの母が昔から玄米茶びいき。 玄米茶は、煎茶(主に番茶)に炒り玄米を混ぜたもので、大正時代にうまれたと言われています。 玄米の中に白いものがありますが、あれはポップコーンのように玄米がはじけたもので、花と呼ばれています。そう聞くと可愛らしいですね。 玄米茶は熱湯でさっといれます。玄米のこうばしい香りとお茶のもつ軽やかな苦渋みが楽しめます。 玄米茶なんてどれも一緒でしょ、と以前は思っていました…かなりの数を飲み比べてみましたが、全然違いました。炒り玄米の品質によって左右されるのと、熱湯でいれた時に煎茶がどんな味を出すのかによって変わります。高い煎茶じゃちょっと違う、安すぎるのも美味しくない… バランス感が大事ですね。 お分けできる玄米茶はもちろんバランスのよいもので、また抹茶いりなのでお茶の水色が鮮やかな緑色です。 いつ飲んでも飽きない、普段使いにぴったりの玄米茶です。気になる方はお問い合わせくださいね。


浄土真宗センターにお邪魔してきました
Berkeleyにある、浄土真宗センターにて日本茶のテイスティングをしていただきました。 アメリカに浄土真宗!? とお思いですよね。私もびっくりしました。 美しいエントランスに、親鸞さんが佇んでおられました。 私は亡き祖母に連れられて小さい頃から浄土真宗のお寺に行っていたのと、また親鸞さんについて書かれた本を興味があって数冊読んだり…。普通の人よりは若干詳しいです。 親鸞さんは良い意味での醒めた、哲学者だと私は思っています。 うちの祖母が勉強しなさい、と私に言っているのでしょうか(^_^;) 今回は日本茶大使として龍谷大学校友会の総会にて呈茶してきました。 ・大福茶 ・八女 伝統本玉露 水出し ・煎茶 ・ほうじ茶 みなさん色々と質問してくださり、私も答えがいがありました! 「いやー、よく知ってらっしゃるね」と褒めていただきました。 自分でも驚くほど?でしたが、何も知らない初心者の私に色々なことを教えてくださった日本茶インストラクターの先輩方のおかげだなあと思います。 もっとお茶のことを学びたい! 日本にいる皆さんが羨ましいなあ…。

白折(茎茶)について
お分けできるお茶について説明して行こうと思います。まずはなかなか馴染みのないお茶、白折。 茎の部分を集めて作られているお茶で、茎の部分の独特な香りと甘みが特徴です。 茎には渋み成分であるカテキンが少なく、うま味成分は多く含んでいます。 ただ、白折はピンからキリまであるお茶です。 一番茶(新茶。4〜5月に摘まれる、みずみずしいお茶)の茎であっても… 夏の摘まれた三番茶や秋冬番茶のかたい茎であっても… どちらも白折です。 お茶の袋を開けて見比べたらわかりますが…。そんなことなかなかしませんよね(^_^;) 価格が違うのでそこで見極めるしかないのです。価格の分、味が全然違います。 高級な白折は雁が音と呼ばれることもあります。雁がいつも止まる枝からその名前がついたのだとか。風流ですね。 実は恥ずかしながら、日本茶インストラクターになるまで美味しくない白折しか飲んだことがなく良いイメージが全くありませんでした。 ただ、八女にて白折を飲ませてもらったところ、おいしさに開眼!個人的に甘さをじっくり感じられるお茶が好きなので、しばらく白折ばかりを楽しむ生活を送っ

2017年よりお茶をお分けします
前回からの続きです。 今年より講座で使用しているお茶をお分けできるようになりました。 福岡県の八女から取り寄せているSpecial Tea。 当たり前ですが日本食スーパーには売っていません。またこちらにもお茶専門店がありますが主に中国茶メインで、取り扱われている日本茶は残念ながら鮮度の落ちているものが多く、かつ高額です。 ・煎茶 ・白折 ・玄米茶 ・ほうじ茶 全て40g単位$10です。(2017年1月現在) 金額も抑えました。この価格で大丈夫かなこれから…と心配していますが(^_^;) どうにかなる!とポジティブに。 なお、お茶のいれ方をわからない方にはお分けいたしません。 丹精こめて作っている方達に失礼、お茶にも失礼、そのお茶を飲むあなたに対しても失礼な行為、ですよね。 せっかくならとびきりのお茶を自分で美味しく淹れて、最高の時間を味わってほしいから…。 講座を受けていただいた方のみにお分けいたしますね。今まで受けてくださった方はもちろんOKです。 ご興味のある方はご連絡くださいね。


名刺兼会員カードを作りました。
教室で講座を受けていただいた方にお渡ししています。 自分でコツコツと愛をこめて作りました。 「かわいい!」と気に入ってくださる方が多くて嬉しいです。 せっかくみなさんに持ってもらえるカードなら、特に女性はおしゃれな物のほうがいいですもの。 裏はスタンプ方式になってます。 5つためると、お茶にまつわる素敵なもの差し上げる予定です。お楽しみに。 ためる方法は講座にきていただくか、または…。 次回に続きます。

明けましておめでとうございます。今年の初日本茶は大福茶を。
2017年になりましたね、明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 新年に飲むお茶といえば、大福茶。 最近少しずつ知られてきているようです。 大福茶の由来は、平安時代に疫病が流行した際に僧である空也上人が梅干しと昆布をいれたお茶を民に振る舞ったところ疫病が収まったことにあやかり、当時の天皇である村上天皇がお正月にこのお茶を飲み始めました。最初は王が服するお茶なので「王服茶(おおぶくちゃ)」と呼ばれていましたが、広く知られるに従い大福茶の字があてがわれました。いまの漢字の読みどおり「だいふくちゃ」とも呼ばれています。 冬の疫病というと、風邪やインフルエンザなのでしょうか。 現代とは違い、特効薬がなく栄養状況も悪い昔は人々が倒れていくのを助けることができなかった…大変苦しい時代です。その頃お茶は妙薬と考えられていた大変貴重かつ高価なもので、それを庶民に飲ませた空也上人。人々を救いたい一心だったのではないでしょうか。 健康科学のお話になりますが、実はお茶にはインフルエンザなどの菌を殺菌するかなり強い力があることが証明され